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脳波同調療法とは

人間の脳は、意識状態によって異なる脳波(周波数)を発しています。
脳波同調療法では、特定の周波数の音・光・振動などを利用して、脳波を望ましい状態へと誘導します。この「同調(エン・トレインメント)」によって、リラックスや集中、深い瞑想状態を自然に促すのが目的です。
瞑想、睡眠改善、集中力向上、感情の安定などに活用され、音響技術や神経科学の知見を融合したアプローチとして注目されています。

脳波同調療法の基本メカニズム

脳波とは?

脳内の電気的活動によって生じる波動で、意識状態に応じて周波数が変化します。

脳波の種類周波数帯域意識状態効果・誘導目的
ベータ波13〜30Hz日常的な思考・集中作業効率UP、注意力向上
アルファ波8〜13Hzリラックス・軽い瞑想ストレス軽減、創造性向上
シータ波4〜8Hz深い瞑想・半睡状態潜在意識アクセス、ヒーリング
デルタ波0.5〜4Hz熟睡・無意識回復促進、細胞再生
ガンマ波30〜80Hz高次意識・悟り直感、統合意識の覚醒

同調(エンタレインメント)とは?

外部から一定の周波数の音や光を与えることで、脳波がそのリズムに引き込まれる現象。
例:1秒間に4回のパルス音 → θ波(4Hz)に誘導

主な音響技術とその効果

脳波同調療法はさまざまな方法で行われます。

1.バイノーラルビート(Binaural Beats)
 左右の耳にわずかに異なる周波数の音を聴かせ、脳内で差分の周波数を「感じさせる」音響法。
 例:左耳200Hz、右耳210Hz → 10Hz(アルファ波)を誘導。

2.アイソクロニックトーン(Isochronic Tones)
 一定の間隔でリズミカルにオン・オフされる単音パルス。
 脳波をより強力に同調させるといわれる。

3.光・フラッシュ刺激(Audio-Visual Entrainment)
 フリッカーライトやLEDゴーグルで視覚的に周波数を与える。

4.ゴング・シンギングボウル・倍音セラピー
 倍音の重なりが自然に脳波をシータ〜デルタ帯に誘導する。
 古代チベットやインドではこれが瞑想・治療に使われてきた。

    効果・期待できる変化

    ・深いリラクゼーション・ストレス解放
    ・睡眠の質向上
    ・集中力・記憶力の向上
    ・感情の安定・不安の軽減
    ・潜在意識や直感とのつながり強化
    ・スピリチュアルな覚醒体験

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